(第1回)全国ミニ四駆王選手権
放送日・1996年10月3日


いよいよレースの第2ラウンド。

TVチャンピオン特設サーキットグランプリ

先ほど紹介したコースを3ヒート走り、順位を決する。

得点は、1位5ポイントから以下1ポイントずつマイナス。
コースアウトは0ポイントに。

最初のヒートに限り、マシンは1ラウンドで作ったマシンをそのまま走らせなければならない。

続く第2ヒート・3ヒートの間には、15分間のセッティング変更時間が設けられ
その間にコースに合わせてパーツ交換やマシン加工が認められる。

第1ラウンドで与えられたポイントと合計し、最もポイントが少ない選手がリタイヤとなる。

200人のミニ四駆ファンを観客に、第1ヒートがスタート。

牛久保選手が1コース、以下中村選手近藤選手平野選手と揃って
シグナルはグリーンへ。

全てのマシンがウォールバンクをクリア(中村選手のマシンはギリギリでしたが;)
一気に先頭に立ったマシンが1台。

(一応ファイターが観客用に実況していたみたいですが、レースでは殆ど触れられず)

それは近藤選手の、ライブメタルマグナムだった。
やはり前評判どおり、圧倒的スピードで他車を突き放す。

近藤選手も思わずガッツポーズw

ところが2周目に入り、ハリケーンバンクを下った所で突然のストップ。
よく見るとマシンがひっくり返ってるみたいですが…

近藤、バンクの下りでアウトリフト
そのまま横転してしまった模様。
途端に(´・ω・`)ショボーン顔になる近藤選手。

フロントスライドダンパーを装備してるマシンによく見られる光景ですね;

代わって先頭になったのは、牛久保選手のブロッケンチャンピオンスペシャル

しかし、3連ヘアピンでインコースの利を生かして牛久保を一気に追い抜いたマシンが1台。

あの尻尾付き。
平野選手のにゃおんマークUだった!w

速度は申し分無し。
しかし、平野もバンクで吹っ飛ぶ。

やはり4ローラーに、あの尻尾はバランスが悪かったのか。
近藤と同じく、バンクでのアウトリフトのコースアウト。
最もキツイ内コーナーってのも要因かも知れませんが…

そこに、牛久保のマシンが激突!
平野のコースアウトしたマシンが、牛久保のレーンを塞ぐ形になってしまった!

ちょうど2台は同じくらいの速度で競り合ってた為に、コースマーシャルがマシンを回収しようとする前に牛久保のマシンが追いついてしまったのが原因でしょう。
競り合ってるレースではよく見られる光景ですが、松本も思わず「ヒドイな…;」

そんな中、スルリと追い抜くマシンが1台。

今まで上位に喰い込めなかった中村選手の、ストラトパニッシャーであった。

これでレースはSFMシャーシの一騎打ちに。
速度的には2台はほぼ同じ。

ところが4周目。
ウォールバンクに中村力尽き、ストップしてしまう。

超大径タイヤにも関わらず、フロントにアルミ可変ダウンスラストローラーを装備していたのが大きな原因でしょう。幾度ものバンクで超大径&減速ブレーキを毎度かけ続けて走っていれば250メートル程度走っただけでバッテリーも尽きてしまうのは仕方ないことかと。

その脇を、牛久保のマシンがすり抜けていく。

コース的に最後の5周目はインコースを走れる牛久保。無事ウォールバンクをクリアし
唯一のゴール!

第1ヒートは、牛久保選手ただ一人完走を果たし、5ポイントを獲得。

デビット「(完走したのは)牛久保さんだけです!」

タイムは1分54秒420。秒速は3.49m…
「ちょっと時間がかかってるかも知れませんけど、まずはとにかく完走です」

第1ラウンドのポイントを合計した途中経過。
牛久保選手が12ポイントと他選手を引き離した。

第2ヒートに向けて最初のセッティングタイム。

無事完走して余裕のある牛久保選手
リヤースキッドの位置を外側に変更し、安定性を高めるのみ。

最後の最後で止まってしまった中村選手
モーターを新しいトルクチューンに交換。

フロントバンパーも弓FRPに変更。

尻尾付きながら なかなかの速度をみせた平野選手
リヤーをダブルローラーに変更。
さらにフロントには弓FRPを追加。

最初に飛んでしまった近藤選手
フロントスライドダンパーのスプリングをソフトからハードに変更。

サイドのスタビポールに弓FRPを繋いで安定性を向上させる。

今度は完走したい、第2ヒート

レーススタート!

今回も近藤選手のマグナムが早速先頭に立つ。
思わずまた小さくガッツポーズをとる近藤選手w

ところが、中村選手のパニッシャーが負けず劣らずのスピードで迫ってきた!

第2ヒートは近藤、中村の一騎打ちとなり
平野のにゃおん、牛久保のブロッケンは大きく差を付けられる状態に。
マシンの走りを見て牛久保、思わずつぶやく。

「スゴイ;(タイヤが)空転しちゃってるww」

3周目には遂に近藤を捕らえ、中村が先頭に立つ。
余裕の表情を見せていた近藤、慌てだす。

4周目。中村が4連ループを回っている間に近藤追い抜くも
すぐに3連ヘアピンで逆転される。

5周目。中村選手はウォールバンクの最も外側を周る事になるも
速度的には十分。
無事クリア

そのまま無事ゴール!

思わず気合の入ったガッツポーズを見せる中村選手。

第2ヒートは、接戦を制した中村選手が5ポイント。
以下近藤平野牛久保の順でゴール。
全車無事完走した。

タイムも大幅に更新し、1分32秒609。秒速も4.32m

第2ヒートを終えて途中経過。

この時点で13ポイント以上を獲得した近藤選手、牛久保選手が
決勝ラウンドに進出が決定。

残りの一人を平野、中村が争う事になったが
レースはあくまでも4人で走る事に。

最後のセッティングタイム。

「あえて攻めます」と、スピード勝負に出ることにした中村選手
サイドのスタピポールをショートスタビに変更し、リヤのスキッドローラーを取り外す。

このままでは速度的にも勝ち目が無い平野選手
少しでも速くしようと、ボディをリューターで穴を開け軽量化。

とは言え、大胆な軽量化はしたくないようで、穴あけ程度に留める。
トルクチューンも新品に交換。

失敗は一回も許されない最終ヒート。

中村選手に2ポイント差を付けられている平野選手。
全車完走して優勝し、中村が4位に入るか
相手のコースアウトを願って完走するかの2択でしか決勝進出は出来ない。
まさに崖っぷちの状態。

近藤選手・牛久保選手も余裕が出来たのか
スピードを上げるセッティングに変更した模様。

レーススタート!

今回も近藤が先頭に立ち、それを中村が追う展開。
平野はモーターを変えたのが原因か、最初はいい勝負を見せるも
瞬く間に最下位に…

ところが、2周目に奇跡は起きた!

ファイター「あーっとコレは、中村さんのマシンだー!」

「俺だぁ!;」
思わずうずくまる中村

映像を見る限りだと、ループ直後のバンクを下ったすぐの90度コーナーでコースアウトした模様。
ショートスタビでは急なコーナーに対応出来なかったみたいですね。

ってことで平野選手、現在3位を走行中なので
完走すれば3ポイントを獲得し、逆転出来る。

近藤・牛久保からは大きく引き離されてしまったものの、それでも何とか喰らい付く平野。
5周目のウォールバンクも何とかクリア。

ハリケーンバンクを走る頃には近藤はチェッカーを受けていたものの
そこから約10秒後に平野無事完走!

最終ヒートは中村を除く3人が完走。
平野、ギリギリで逆転し、決勝ラウンド進出。

「まあ、悔いは無いです。自分の実力でやりましたから」

残念ながら中村選手はここでリタイヤに。

そして今度こそ先頭でゴールした近藤選手
ベストラップをさらに縮め、1分27秒936。秒速4.54m

「やった!」とサムズアップの近藤。
しかし、近藤に新たな敵が現れる…

エキシビションレースに続く〜

各選手のマシン検証〜

1位・近藤選手のライブメタルマグナム 18ポイント

パーツ変更点(1度目)
・フロントスライドダンパーのスプリングをソフト→ハードに
・スタビポールに弓FRPを追加
(2度目)
・リヤタイヤを黄色レストン・ノーマルホイールに変更
・サイドローラーを19oゴム付きローラーに変更

その軽さから、圧倒的速度で勝っていたものの安定感に欠けていたマシンでした。
最終的にまとめたセッティングになって、ようやくタイムも出るようになりましたが
フロントスライドダンパーは正直不必要ではないかと…
弓FRPに変更し、ショートスタビを装備し リヤもダブルローラーに固めれば
さらに良い走りが出来たと思います。

同じく1位・牛久保選手のブロッケンチャンピオンスペシャル 18ポイント

パーツ変更点(1度目)
・リヤースキッドのローラー位置を変更
(2度目)
・フロントを弓FRPに変更

第1ラウンドで高得点を稼ぎ、第1ヒートで唯一完走出来たのが大きく響いた結果ではないかと。
ただ、見ても分かるように遅かった;
唯一全車完走した第2ヒートでは、その遅さが露呈していましたし。
モーターは全車の中でもトップクラスの物を使用していることは間違いないので
もう少し攻めのセッティングにしても良かったのではないかと。
事実、最終ヒートでは明らかに速度は上がっていましたし。

3位・平野選手のにゃおんマークU 8ポイント

パーツ変更点(1度目)
・リヤにダブルアルミステーを追加
・フロントに弓FRPを追加
(2度目)
・ボディを軽量化
・モーターを交換

最初の速度が出ていた時に完走出来なかったのが痛かった;
流石に単純な4ローラーでは難しいとは思っていましたが…
後半の速度の遅さは、間違いなく交換したモーターがハズレていたことが大きいと思います。
最後まで尻尾を外さなかった、その拘りには敬意を表しますがw
ボディをこのままで勝つのであれば、あとはローラーをベアリングローラーに変えればだいぶ違ったと思います。

4位・中村選手のストラトパニッシャー 7ポイント

パーツ変更点(1回目)
・モーターを交換
・フロントを弓FRPに変更
(2回目)
・サイドのスタビポールをショートスタビに変更
・リヤのスキッドローラーを外す

第2ヒートのセッティングで最終も走っていれば…コレに尽きます;
最初のセッティングはアレでしたが、変更して一気にベストに繋がり第2ヒートは1位に。
しかし、2度目の変更は明らかに飛ぶセッティングでした;
ショートスタビは前か後ろに取り付け、サイドに取り付けなければ結果は違ったでしょう。

決勝ラウンドに続く

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